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第115滴 ~生き急ぐ空しさ


 有酸素より無酸素運動がお好きなみなさまへ!  FM:sabaku 38.9MHz
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 + ┃生┃┃き┃┃る┃┃┃┃技┃┃術┃  2007年01月27日 第115滴
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  http://www.sugiyama-hiromichi.com   マイ・ネーム・イズ:杉山弘道
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 あけましておめでとうございます。

 今年になって初めての【生きる!技術】です。

 元旦から【私説】を完全日刊で書きまくっているので、
 http://www.sugiyama-hiromichi-archives.com/shisetsu/
 こっちの【生きる!技術】になにを書けばいいのか3cmほど悩んでる。

 ってことで、【砂漠に水】の号外にします。
 今までもそうでしたが。だから【寝耳に水】の発行はもうありません。

 今年の一発目にふさわしいかどうかは分かりませんが、
 私の知り合いが自殺未遂をしました。昨年の暮れにね。

 その男性は西日本のある県で小さな会社を営んでいましたが、
 それがどうにもこうにもならない状態に陥ったんです。

 でも、2年前には1000万円のベンツに乗っていました。
 すっごく儲かっていました。社員も30名以上はいました。

 よくないことですがあまり美しくない愛人も2人いました。ちなみに、
 よくないという言葉は、あまり美しくないという言葉じゃなくて、
 愛人という言葉に修飾します。

 私も「え、いいんッすか?」というような料亭でご馳走になりました。

 いい時代だった。飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
 でも、鳥は遠くに飛んでいきました。

 ベンツに乗って2人の愛人を囲って高級料亭で領収書をもらっても、
 それくらいの贅沢だったらそう簡単には潰れない会社でした。

 でも、潰れました。それは生き急いだからです。

 生き急ぐというのは、下手な投資とか
 無意味な事業に手を出すことではありません。

 下手な投資とか無意味な事業に手を出す程度ならまだマシな方です。

 生き急ぐというのは、今の絶好調を明日には3倍にしたいと焦ることです。
 今の状態に満足するのではなく、それをさらに伸ばしたいと思うことです。

 マイナス10の人がプラスマイナス0にするよりも、
 プラス100の人がプラス110にすることの方が、思いっ切り大変です。

 そして、最も危険なのは焦ることです。

 貧しい人がお金を稼ごうとするときは努力をするんですが、
 お金持ちがさらに稼ごうとするときは焦ってしまうんです。

 「今のままでいいじゃないですか」と私は何度も言いましたが、
 薄っぺらなモティベーションをあおる成功プログラムのせいで、

 なにかをしなきゃいけないとただただ気ばっか焦っていました。

 その結果、軽い鬱の症状が少しずつ表れてきました。
 ベンツに乗っているのに愛人もいるのに料亭でご飯が食べられるのに。

 私はどんな状態でも現状に満足し切ります。
 だって、生きているのは昨日でも明日でも今日でもありません。

 今というたった一瞬の刹那(せつな)です。
 だから、夢も希望も期待も持ちませんし反省も後悔もしません。

 ま、すべての人に同じように今に満足し切れとは言いませんが、
 なにがあろうと生き急ぐことだけは絶対にいけません。そして、

 焦ったところで自分も周りもなにも変わりません。なにかを失うだけです。


 では、また明日、お会いできるのを楽しみにしています。


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コメント

年のはじめの金言。
脳卒中で拾った命、今日を大事に生きる。自ら絶つのはもったいない。
生きてるからこそ努力が出来る。

今、こういう人達はたくさんいるんでしょうね。
生きたくても病気で死んでいく人達もいるのに。
先のことをくよくよするより「今を楽しんで生きる」に尽きますね。

人と較べるから余裕がなくなるんだよね。
そして、そこからおかしなサイクルに入り込んでしまう。
欲しい収入が"現状+1万円"な人は(+100万円でも、×2でもおんなじヨ)
その道がエンドレスだってことを腹で理解するまで、ずっと不幸だ。

明日が、試験だというのにこんな書き込みをしていていいのだろうか?と思いつつ。

先日、清水克衛さんのお話に「ニジマス」の話がありました。ニジマスは生き餌しか食べないのだそうです。体力のあるニジマスは、川の真ん中の急流でたくさんの餌を食べることができる。体力のないニジマスは、澱みのところで僅かな餌を食べる。でも、結果的に太ったのは体力のない方だった、というお話でした。

今、マスコミで取り上げられる価値観に踊らされて、急流に出ることが、本当に幸せになることなのかを真剣に考えてみる必要がありますね。

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