コンテンツとセンテンス
いい映画は90分間できっと終わる。
私は2時間を超える映画は疲れるから嫌いだ。
テレビの2時間ドラマが面白いのは、
CMを除くと90分にまとまっているからだ。
小説は直木賞のようなストーリー・テラーよりも、
芥川賞のような純文学の方が好きだ。
大きく異なるのは、コンテンツとセンテンスだ。
コンテンツはその内容(物語)で勝負をするが、
センテンスはその文章自体で興味を引き寄せる。
全体を読ませて、観させて、感動させるドラマよりも、
その一文、一行で決着させる方を私は好む。
例えば、パッと開いた本のそのページを読んだだけでも感動したいし、
感動させたいと強く思う。
村上春樹の文章が大好きなのも、きっとそのせいだと思う。
すべてのページどころか、すべての一文、一行だけでも読み手を引きつけている。
緩やかな流れのような文章で一つの物語を書き綴るのも当然、素晴らしいとは思うが、
どこを切っても秀逸なコピーのその連続がまとまった物語の方が私の性には合う。
毎日の【砂漠に水】もそうなるようにと心がけているし、
なにか新しい発想をするときにも、すべてコピーで考えている。
最後まで読まないと感動できないものは、薄い。
金太郎飴のようにどこを切っても同じ味がする仕組みの方が私の性には合っている。




コメント
確かにコンテンツとセンテンスの使い分けは大切だと思います。僕には難しいけど。
投稿者: 細野敦郎 | 2007年01月13日 13:27