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ジブリの「の」


以前、テレビ番組の中だったと思うが、
宮崎駿監督についての面白い話があった。

映画のタイトルについてだ。
スタジオ・ジブリのすべての作品がそうではないが、
宮崎監督が手掛けた作品のタイトルのほとんどに「の」がついている。

『となりのトトロ』や『紅の豚』や『風の谷のナウシカ』など。
どうやらそれで縁起を担いでいるらしい。

そのときにふと思ったのは、私の場合、住民放送の内容をザッと書いて、
最後に本文と編集後記をザッと眺めてタイトルを決めている。

いくら本文の内容が上手く言い表せたと思ったところで、
タイトルが今一つバシッと決まらないと、すべてがパーになった気がする。

個人的にはそのタイトルを見ただけでは内容が分かりにくい、
かなり曖昧というかシャガールの絵のような抽象的なものが好きだ。

しかし、書籍にしろメルマガにしろビジネス系ではそれはタブーだ。
できるだけパッと見て内容が分かるような、また一気に興味をひくような、
横一線のつまらないアイキャッチを異常なまでに重要視している。

だから、内容も横一線でつまらない。

今、出版をするために過去の住民放送の中から選んだ100滴を構成し直しているが、
それぞれの一滴のタイトルは分かりにくかろうがなんだろうが、そのままバシッと載せる。

極端な話、内容よりもタイトルの方が重く、大切だとさえ思っている。

書籍本体のタイトルはまだ決まっていないが、できれば『砂漠に水』のままが、
曖昧で抽象的で本当に分かりにくいからこそ、いいと思う。

具体的な表現でだれでも分かるような箇条書きのタイトルだったら、
中身を開かなくてもタイトルだけで十分だ。それ以上のことは書いていない。

本当に素晴らしいものがたくさん詰まっている宝箱なら、
それを包む包装紙は訳の分からない曖昧なものになるはずだ。

タイトル一つでも、いろいろなことを考えさせられた。

とにかくなんでもかんでも具体的なものが偏愛される世の中だからこそ、
曖昧で抽象的なものの価値を理解することができる奴が最後に残ると鼻で笑った。

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コメント

私も、「砂漠に水」という名前に惹かれて購読し始めたクチです。

砂漠に「に」
エチオピアに革靴
これで決まり!

是非、本のタイトルは
「砂漠に水」のままで。

すご~く好きなんです。

毎日のタイトルも、すごいなぁ。
って思っていました。流石です。

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