私説
アーカイヴス TOPへ 砂漠に水 私説 生きる!技術 ビジ・ハドな一言 全国甘党

« 謙譲の罪悪 | メイン | きっと基本は太郎と花子 »

残業のその理由


大企業の3社に1社は、月100時間以上の残業をする社員がいるらしい。
中央労働委員会が実施した調査の速報で、そんな実態が明らかになったんだ。

残業という概念をなくすホワイトカラー・エグゼンプション制度が議論となっているが、
長時間残業の常態化が見事に浮かび上がった。

しかし、いくら手を尽くしても絶対に残業はなくならないんだ。
それは仕事の量が多いとか、その人に能力がないからという訳ではないんだ。

残業がしたいからだ。

社会人ともなれば、それまでの高校や大学の友人とは確実に疎遠となる。
まず付き合う人たちの多くは、会社関係ばかりなんだ。

その中でも最も多くの時間を一緒に過ごす相手が、同僚だ。
だから、同僚しか話ができる相手がいないんだ。

例えば、学生時代の友人と久し振りに会ったところで、
楽しい時間と感じるのは、せいぜい2時間までなんだ。

それ以降は、話す内容がなくなるんだ。
それだけ自分の毎日は、仕事を中心に回っているんだ。

昔の友人との想い出は、2時間もあれば絶対に語り尽くせる。
それに長く話せば話すほど、大切な友人が鬱陶しくなるはずなんだ。

要は、自分の仕事の専門用語が相手に通じないからだ。
言ってみれば、小学生に話をするのとなんら変わらないんだ。

自分の仕事の専門用語が通じる相手は、きっと職場の同僚しかいないんだ。
だから、少しでも長く楽しい話がしたいと思うもの同志は、必ず残業をするはずだ。

午後5時。ここから元気になる社員は本当に多く存在するはずだ。
しかし、残業をする当の本人もこれにはまったく気づいてはいないんだ。

多くの社員は、無意識のうちに「残業ができるように」と、
お日様が明るいうちは、仕事をゆっくりとやっているはずなんだ。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugiyama-hiromichi-archives.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1309



コメント

私は自営業を営んでおります。ですから、残業と言うのがありません。
言ってみれば、365日24時間働いている、って気もします。
だから何時から何時までが定時で何時からが残業なのか、感覚が麻痺しています。遠い昔、
サラリーマンの経験がありますが、もう残業していた時の感覚を忘れてしまいました。
でも今日の私説を読んで、昔のサラリーマン時代が懐かしく感じられました。

はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いております。
その通りですね。昨年まで勤めていた会社の人達、ほとんどあてはまります。
定時に帰る人は、仕事ができない人だと言われたし、そう思われていました。
仕事をさっさとこなし、掃除したり、ちょっとおしゃべりしたら、
烈火のごとくしかられました。動いてたら仕事してると見えるらしいですね、上司からは。
みんな時間稼ぎが大変上手でした。

コメントを投稿

(コメントは管理者が承認するまでは表示されません。しばし待たれよ!)

完全日刊@カレンダー

ビジネスにも大いに使える さばくにみず

バックナンバー

ATOM RSS
Powered by Movable Type 3.2-ja-2
assisted by 近代図案
アーカイヴス TOPへ 砂漠に水 私説 生きる!技術 ビジ・ハドな一言 全国甘党
(c) copyright sugiyama-hiromichi-archives.com all rights reserved.