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物理的に燃える団塊の世代


風呂のスイッチも入れたことがなければ、
三文判がどこにあるのかも私は知らない。

当然、洗濯機など回したこともなければ、
炊飯器の使い方などまったく分からない。

だから、今のままでは私は、一人では生きてはいけないんだ。自信を持って言えるんだ。
ローソンで弁当は買えるが、デニーズでは一人で食べることができないんだ。

自分で言うのもなんだが、特別天然記念物並みに厄介な男だと思う。
しかし、そんなところが可愛くてたまらないと自分では勝手に思っているんだ。

団塊の世代を中心とした55~59歳の男性たちが、
自宅の火災で死亡するケースが全国で増えている。

被害者は、無職とか一人暮らしの男性の占める割合が、かなり多いらしい。
きっとリストラや早期退職後に家族と別れて暮らしている男性が多いんだ。

そんな生活故に、身の回りの整理整頓もしていない汚い部屋で、
寝タバコや深酒で酔いつぶれたときに火が出るらしいんだ。

当然、だれも起こしてはくれない。
そして、気づいたときには手遅れだ。

悲しいというよりも、私は空しく感じる。
30年以上も一生懸命に働いたその結果が、それだ。

それに被害者の多くは、生きることに前向きではないようだ。
仕事を失い家族と別れた男性は、生きることの貪欲さに欠けているんだ。

精神的に燃えるのではなくて、物理的に燃え朽ちてしまうんだ。
しかし、仕事や家族がなければ、生きる望みがないということ自体が滑稽だ。

所詮、自分以外はすべて他人だ。
妻も他人だし、自分の子どももいつかは別れる他人なんだ。

会社に帰属するのは、給料をもらうためだけなんだ。
だから、仕事や家族を失ったところで、元に戻っただけなんだ。

いい加減、それに気づくんだ!老いぼれのジジイたちよ。
寂しいんじゃなくて、少し穏やかになっただけなんだ。

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コメント

物理的に燃えるとは、物騒な話です。火の始末には気をつけましょう。
それ以上に家族とのコミュニケーションに気をつけましょうということでしょうか。

不始末も消極的な自己選択の結果なのかもしれません。

私の場合は、祖母と叔母様方のグチをよく聞いて育ったものだから、炊飯器のスイッチも入れられますし、風呂のスイッチも入れますし、包丁も持ちます。
しかし、物理的に燃えるってこんな直接的なことだったとわ・・・、そう、きっと母親からも自立してないような気もしました。

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