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人間本来の清貧に生きる


日銀の政策金利が、8年半ぶりに年0・5%となった。
そして、サラリーマンの貯蓄率が8年ぶりに上昇した。

これだけを聴いていると、随分と世の中の景気がよくなったような錯覚を起こすんだ。
しかし、実際には、柳ヶ瀬商店街は相変わらずシャッター街のままだし、活気もない。

なにをもって世の中の景気が回復したとされるのかは別にして、
取り立てて景気がよくなることに期待せず、今のままでもいいような気もする。

政府や日銀の限られた人間たちが作った小数点以下の数値に、
一喜一憂させられることに、もう飽き飽きしているんだ。

それに年収が300万円以下でも、食って行けさえすればそれでいいんだ。
それは、貧しいということではない。決して貧乏ということではないんだ。

腐った地位や見栄だけの名誉に惑わされることもなく、
お金に縁遠い生活を愉しむ本来の姿を清貧と呼ぶんだ。

お金があっても貧しい奴は、腐るほどいるんだ。
お金がなくても人生を愉しんでいる奴は、たくさんいるんだ。

柳ヶ瀬商店街とはまったく無縁な大都市のごく一部にしか通用しないデータなど、
小さな商店や手取りが20万円以下のサラリーマンたちを錯覚させるための道具なんだ。

国家レベルで、なにもできない弱い者をあおっているだけなんだ。
目先の金利や歪んだ情報に左右させられては絶対にダメなんだ。

自分自身が清貧であれば、なにものにも左右されることなく、
なにを気にかけることもなく、人生を愉しむことが必ずできる。

貧乏は絶対によくないことだ。しかし、それはお金が足りないことじゃないんだ。
そうではなくて、お金をちょっと遠くに感じる生活が人生を愉しむには丁度いいんだ。

それを清貧と呼ぶんだ。

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コメント

多くのモノに囲まれていると、本当に大切なものが見えなくなってしまうような気がします。

清貧とは、決してお金の量ではなく、ものごとの本質を見続けられる精神の状態を指すのだと思います。ふと、中野孝次の「清貧の思想」を読んでみようかなと、思いました。

清貧を生きること、足るを知るということですね。本当にそのとおりだと思います。

マスコミや世間話に惑わされない確固とした自分を持つこと、それが大人であり、
自立した人間である証だと思います。

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