美しい不戦勝
メルボルンで行われた世界水泳の男子200メートル平泳ぎでは、
北島康介が2分9秒80の記録を出して見事に金メダルを手にした。
最大のライバルであるアメリカのハンセンは、体調不良で残念ながら欠場した。
だから、北島の優勝はちょっと腑抜けたような書かれ方をある記事に確認した。
私は、バカかと思った。最大のライバルが居ようと居まいと、
手にした金メダルの色も重さもまったく変わりはしないんだ。
前にも言ったとおり、本当の勝負は相手と戦うものではなくて、
自分自身と向き合うものだ。だから、体調不良になった時点で負けなんだ。
競技の日程を知っていながら、その日に体調を整えられなかった時点で、
問答無用の負けに決まっているんだ。だから、北島は立派な金メダルだ。
極端な話、自分以外の全員が食中毒で倒れたとしても、
手にした金メダルは立派な金色をしているに違いないんだ。
理想とする美しい戦い方は、不戦勝で勝ち上がることなんだ。


