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身を売らない限り会社は存続し得ない


楽天がTBSの株を買い増して、自社の持ち株比率を20%にするとか、
HOYAがペンタックスにTOB(株主公開買い付け)交渉をすると言った。

ま、どっちにしても大企業の株にまつわる話が本当に多いんだ。
そこで、いつも私が思うことが、なぜ上場をするのか?ということだ。

それほどまでに買収をされたくないのなら、
上場などせずにワンマンでやればいいんだ。

株式を公開するということは、株を発行して広く資金を集めることができるということだ。
しかし、それを裏返せば、キャッシュを積まれたなら、嫌でもすべてを失うということだ。

そんなことは、社会人ならだれでも知っていることなのに、
いざとなったら右往左往する大企業が、みっともなくて仕方がないんだ。

楽天がTBSの株を買い増ししようとするだけで、
どういう訳か血も涙もない乗っ取りと勘違いをされる。

しかし、それが資本主義というものだし上場企業の宿命だと私は思う。
それが嫌なら、未上場のまま社長がワンマンで踏ん反り返ってやればいい。

それに不思議なのは、ダメな会社がいい会社に買収されると、
多くの場合、もっといい会社になるということだ。

株式会社である以上、いつかは失うことを前提に考えることが当然だと私は思う。
会社が会社として存続し続けるためには、きっとだれかに身を売るしかないんだ。

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コメント

以前呼んだ本に「分社-ある経営感覚」と「株式上場」があります。前者では、株式公開を勧める人々が自分の会社に向かって潰れろと言っている気がすると社長さんが言ってました。後者では、株式上場を巡るドタバタ劇と上場後の権力闘争の激化が生々しく描かれました。また、自社株に高値がついて株長者となった幹部社員の中には働く気持ちを失った人がいたという話を堀場製作所の社長さんが寂しそうに語っていたことが印象に残ります。上場ではありませんが、自社株を売却して巨利を得た社長さんが次の事業投資に失敗して命を失った実例があります。悪い話ばかりではありません。自社株の評価額が膨張して相続が大変になりそうだった同族会社が株式を公開して、株式に裏付けのある価格がついたおかげで相続税の準備ができた例が身近にあります。

株がどうのとか上場だとかさっぱり分からない話ですし、きっと永遠に縁も無いと思いますけど、要は存在し続けるには魂を売らなければいけないってことなんですね。上場って響きはとってもいいけど結局は自由を失って株主にがんじがらめにされてしまうなんて。。。

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