今日、メンテナンス協会という訳の分からない団体から、
一人の若い男性社員が実家のパン屋にやって来た。
どうやら電気代を安くする装置を売りつけたいらしい。
実家のパン屋は、動力を使うために基本料金が、高い。
それを武器に「中部電力に支払う基本料金を安くしましょう」という謳い文句だ。
義理の父は、詳しいことなんて分からないので、相手は何回も電話を掛けてきた。
私が、文句を言おうにも相手は会社名も電話番号も言わないために、
後日、私が文句を言うことすらできなかった。
仕方がないので中部電力に電話をすると、
それ専門の課に電話を回された。
それ専門の課があること自体、非常に滑稽だった。
中部電力の担当者は、その会社が詐欺まがいな会社だとは決して言えない。
それに、本当に詐欺ではないかも知れない。
しかし、義理の父が途中で電話を切ったときに、
「人が話しているときに切るなんて非常識だ!」と怒って掛け直してきた。
バカか?コイツ。こっちが仕事をしているときに勝手に電話を掛けてくる方が非常識だ。
その話を聴いた時点で、私の怒りの導火線に火が点くどころか、
ダイナマイトが爆発してしまったのだが、相手の電話番号が分からない。
そこで、そんなに売りつけたいのなら、こっちに来させることにした。
それしか私が直接、話すことができないと思って今日、来させた。
電話口のバカとは違った若い社員がやって来た。
私は「名刺」と言って相手の名刺をもぎとった。
それから10分程度、立て続けに罵倒しまくった。
完璧にキレていたので、相手の人格まで否定した。
「詐欺だろ?」と言っても、相手は黙っていた。
だから、完璧に詐欺だ。
若いその男を帰らせた。
それから私は、名刺に書いてあったフリーダイヤルに掛けた。
受けたのは、コールセンターの女性だった。
ま、まったくの部外者で雇われている業者だと思ったが、
そこでも延々と罵倒しまくった。
いくら部外者だとは言え、詐欺の手伝いをするなとまで罵った。
女性は泣き出しそうな声だったが一切、構わずにまくし立てた。
窮鼠、猫を噛むというが、なまじ生かしておくから噛まれるんだ。
実家に来た若い男性の名前は、明らかに沖縄県出身の名前だった。
遠く名古屋の会社に就職したのに、そんな会社に勤めていることを、
可哀想だとさえ思えてしまった。
なんとなく空しく感じた一日だった。
本当の詐欺ってのは、相手に気づかれないようにやるもんだ。