越冬するピラニアに見る日本
皇居のおほりで、環境省が電気ショックによる外来魚の捕獲作戦を進めている。
それは、魚を一時的に気絶させると、浮いてくる外来魚だけをすくうやり方だ。
この方法で昨年度は、ブルーギルが3万2746匹、ブラックバスは319匹と駆除した。
当初は、食用にしたり害虫を処理するために、世界中からわざわざ輸入してきた魚たちだ。
それが、今では本来の生態系を壊してしまうと危惧している。
人間の身勝手さを問われる問題だが、今日はそれは別にして、
日本に棲みついてしまうこと自体が、本当に怖いことだと私は思う。
元々、アメリカにしか棲まない魚は、そこにしか棲めなかったんだ。
以前、アマゾンに棲むピラニアが、埼玉県の用水で捕獲された。
熱帯魚マニアが、川に捨てたものと思われるが、恐ろしいのは、
越冬したことだ。普通は、夏は越せても日本の冬を越すことなどできない。
ペットのピラニアを捨てたことよりも、熱帯のアマゾンに棲むピラニアが、
日本の冬に適応したことの方が、よっぽど怖いことだと私は思う。
外来魚をいくら電気ショックで何万匹と大量にすくったところで、
そこに棲めてしまう環境を是正しない限り、
おそらく電気代の無駄に終わると私は思う。




コメント
このテーマに関連して。先日、アメリカのフロリダ地方を中心に大量発生した、人をも食い殺すアリについての番組を見ました。元は中央アメリカにいたものが移り住み、天敵がいなくなったために生態系のバランスが崩れたんだそうです。
その対処法が傑作でした。このアリに卵を産み付けるハエを数匹放すと、アリがパニックを起こし、そのときに発生する匂いがハエの性欲を刺激して、アリの一族を全滅させることができるんだそうです。しかもこのハエは、このアリがいなければ繁殖できないし、数日しか生きないので大量発生の心配はないんだそうです。
アメリカって消費大国のイメージがありましたが、この番組で見直しました。ただし、このハエが故郷にはない乾期をどう生き延びるかが、今後の課題だそうです。
投稿者: 小岩聖子 | 2007年05月15日 22:31
う~ん、アメリカや中国など大陸から来た生物はじわじわ増えていき、きっちりそこを牛耳ってしまう。
まるでこれからの日本企業と外資系資本の関係のようだ。
動物だけの問題じゃないですよ、マジで。
投稿者: 尚 | 2007年05月15日 10:23
生物の生態系だけじゃなく、人間の都合によって環境は破壊されているという事に気づいてないんですかね。極端な話、自ら滅亡の道を辿っていると言っても過言じゃないですね。
投稿者: 上村健司 | 2007年05月15日 00:28